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尋常性乾癬 (じんじょうせいかんせん)

尋常性乾癬 (じんじょうせいかんせん)の患者さんへ

 銀白色のかさぶたの付いた、境界のはっきりした紅斑が多発します。かゆみはあっても軽度です。頭を含め全身のどこにでもできますが、とくに肘頭、膝頭、腰などのこすれやすい部位に多くできます。経過はきわめて慢性で、良くなったり悪くなったりを繰り返します。この病気の原因は不明ですが、発症の根本に遺伝が関係しているようです。一般に内臓病変とは関係がありません。他人には伝染しません。経過中に関節痛を生ずることがあります。
 病気の性質上、治療は長期にわたって行わなければなりません。薬物療法のみでは十分な効果が得られにくく、日常生活上の注意も重要です。社会生活に支障のない程度に発疹をコントロールすることを目標にし、あせらず治療を続けてください。

日常生活などの注意事項
1)食事:カロチンを含む黄緑色野莱やみかん類、ビタミンDを含む干し椎茸、背の青い魚とくにイワシは積極的に食べるとよいです
コレステロールを多く含む食品(とくに動物性脂肪)、かゆみを生じさせる食品はひかえてください。食べ過ぎに注意しましょう。

2)生活習慣:規則正しい生活。入浴で体を清潔に、爪は短く。
日光(紫外線)に発疹をおさえる力があるので適度な日光浴はのぞましいです
疲労、ストレス、睡眠不足も大敵です。疲れたら出来るだけ心身を休めて下さい。
皮膚を掻いたり、むしったりしないこと。入浴時のタオルは使わず、手を使って優しく泡でなでるように洗って下さい。硬くピッタリしすぎた衣服も避けましょう。

3)扁桃腺炎、風邪、虫歯、歯槽膿漏などが悪くなる原因になることがあるので注意下さい。
毎日数回ウガイを心がけましょう。
タバコを止めると治る場合もあります。

4)ステロイド軟膏、ビタミンD軟膏(ボンアルファ、オキサロール、ドボネックス)塗布が治療の基本です。紫外線治療(PUVA療法)は有効な治療方法ですが、治療がつよいと一時 水ぶくれができることがあります。

5)この病気には根本療法がまだなく、各対症療法には一長一短があります。効果の大きな治療では副作用も大きくなります。強い内服薬の治療もありますが、弱い治療から始めて、軽快状態の維持を目標とします。漢方薬が有効な場合もあります

6)ときに内服薬によって悪化することがあります。別の病気で薬を内服中に急に発疹が悪くなったら医師に相談してください。

お大事にして下さい。 医療法人 さくら皮フ科

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