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掌蹠 膿疱症(しょうせきのうほうしょう)

掌蹠 膿疱症(しょうせきのうほうしょう)の患者さんへ

1)どんな病気なのか?
足の裏や手のひら(掌蹠)に、膿(うみ)を持った小さな水ぶくれ(膿疱)が出来て まわりが赤くなる病気です。一般にかゆみはひどくありません。水ぶくれは時間とと もに乾燥してカサブタとなり、赤みも薄くなり一旦よくなります。しかし数週間たつ と再び同じ場所に膿が出始め、この周期を繰り返します。水虫と間違われやすいのですが、水虫菌が原因ではなく、他人にはうつりません。汗によってできる汗疱とも違います。爪、関節(とくに胸鎖関節の腫れ)に症状が出ることもあります。様々な原因 により生じますが、根気よく治療することで症状をコントロールしていきます

2)原因は何なのか?
皮膚以外の細菌の巣(扁桃腺炎、副鼻腔炎、虫歯など)が原因の場合があります。
この細菌の巣(病巣感染)に対する治療で発疹もよくなってくることがあります。
金属に対するアレルギー反応がこの病気の原因である場合もあります。
とくに、義歯に使われている金属が関係している場合があります。
タバコが原因の1つであることもあり、禁煙してこの病気が治る方も多いです。

3)どんな治療があるのか?
軽い場合には1日1〜2回の塗り薬(ステロイド軟膏やビタミンD軟膏など)だけでよくなります。無理にカサブタや皮膚をめくらない。入浴後にも軟膏を塗るのが効果的です。
ただ塗っただけでは十分な効果が得られないことがあります。なぜなら足の裏や手のひらは皮膚が厚いので塗った薬の吸収が悪いからです。そこで軟膏を塗った上に、別の軟膏(亜鉛華単軟膏)をガーゼにのばして湿布をするようにおおいます(重層療法)。
こうすると薬の吸収がよくなります。手袋や包帯で皮膚を保護してあげて下さい。
(治療中に水虫が付く場合もあるので、変だなと思ったら医師に相談して下さい。)
扁桃腺炎がある場合は、抗生物質を飲んだり、扁桃腺摘除術なども有効です。
風邪に注意して、うがいを毎日数回しましょう。自分の喉を大事にしましょう。
虫歯、歯槽膿漏などのある場合は歯医者さんで治療しましょう。
金属アレルギー(パッチテストで検査できます)が強い場合は義歯の交換が有効です。
タバコは控えましょう。禁煙治療をしてる内科を受診するのもよいでしょう。
睡眠不足、ストレス、疲労も大敵です。疲れていたらできるだけ心身を休めて下さい。
その他の治療法として漢方療法、紫外線療法(PUVA)などあります。
また、関節痛のある方は整形外科を受診する必要があります。

いずれにしても、なおらない病気というわけではありませんので、
根気よく治療していくことが何より大切です。

お大事にして下さい。 医療法人 さくら皮フ科

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